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敬老の日って、いる?

明後日は「敬老の日」。実は、最近までこんな日があったことをすっかり忘れていた。
「敬老の日」って、老人を敬う日の事だよね。私自身もいつからかシニアと呼ばれる年代になっていて、シニアで得をするのは、映画館で700円ほど安くなる事かな。
しかし、考えてみれば定年が65歳に伸び、もうすぐ70歳になるかもしれない時代。私と同様、同級生たちもほとんどが仕事を持っている。
つまり現役で社会的に仕事で貢献しているということは、老人というイメージには似つかわしくない。
岸田新内閣を見よ。ほとんどが60~70代だ。これこそ老人内閣ではないか。(老害内閣と言ってもいい)
年齢で「老人」を決めつけるのは、やはり無理がある。
65歳以上の人口が約29%、最も人口の多い年齢が73歳(いわゆる団塊の世代)、さらに日本は100歳以上の人が9万2000人もいる(ほとんどが女性だけど)。
どう考えても高齢者大国、日本。そりゃあ、「敬老の日」と言われてもピンとこんわなあ。だって右も左も年寄りなんだもの。私自身、自分を老人だと思った事がない。
日本は年寄りだらけなんだから、老人という言葉はもはや死語ではないかな。敢えて言うなら、介護が必要な高齢者だろうか。
私のように独身の高齢者には、敬われる子も孫もいないし、それどころかクライアントから大量の仕事を押し付けられる状況。イベントディレクターとして現場で運営を頼まれたりするのは、どうかと思う。明らかに私より年下の担当者は、私の事を敬うどころか高齢者ともみなしていないのではないか。いや「働けるうちはどんどん働いていただきましょう。安い料金で。だって年金もらってるんだものね」うん、確かに。
しかし、その年金も決して満足のいくものではなく、税金や健康保険・介護保険で削られている。仕事があるだけマシ、なのかもしれない。
とにかく、元気に働けるうちは働きましょう。優雅なリタイヤ生活は、きっと3日で飽きるにちがいない。

# by aoyukibon | 2023-09-15 21:08 | LIFE

宮崎さんは強い女の子が好き!

前回、あくまで私にとって宮崎駿監督のアタリとハズレ作品について書いたけど、よくよく考えてみればアタリ作品に共通項があることに気が付いた。
そう、アタリは、皆、主人公が女の子なのだ!そしてハズレは男又は男の子である。
これはどういうことかというと、主人公の少女のキャラクターにある。
ナウシカは、純粋で心優しく正義感が強い少年のような魅力を持つ。千尋は好奇心旺盛で物おじしない、ポニョは一途で底抜けに明るい、トトロのメイちゃんは、ひたすら無邪気で愛らしい。彼らは不思議な出来事が起こっても、物おじせず素直に受け入れて、果敢に立ち向かう。つまり、主人公少女の持つ魅力が、作品全体の軸となって魅力的にしていると言ってもいい。それに比べて、男の子の主人公はイマイチ覇気がない。結構ひ弱で、心優しいが少女たちほどのほとばしるようなエネルギーが感じられないのだ。
おそらくその原点は、宮崎駿監督もどこかで書いていたように若いころ観た「雪の女王」の主人公の少女ゲルダにあると思う。
ゲルダは、仲良しの少年カイが、雪の女王に連れ去れてしまい、彼を助けに行こうと、たった一人で吹雪の中、大変な目にあいながらも、様々な動物や優しい人々に助けられながら氷の国から救出をはかるのだ。その強さ一途さ健気さが、観る者の胸を打つ、名作アニメだ。
おそらくゲルダのような心優しくて芯の強い勇気ある少女が好きで、そんな少女の魅力が彼の作品の魅力になっているし、私が好きな作品でもある。
「君たちはどう生きるか」と宮崎氏が問うているのは、きっと観客の男性ではなく、女性たちにではないだろうか?
これからの地球を救うのは、頭でっかちでムダな戦いばかりに翻弄される男より、心優しく前向きな勇気ある女性たちなのだと。

# by aoyukibon | 2023-09-07 11:16 | マンガ、アニメ

君たちはどう生きるか

宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を見に行った。
アニメは好きだけど、宮崎駿作品に関しては、私にとってのアタリとハズレがある。
アタリは、もちろん「となりのトトロ」「崖の上のポニョ」「千と千尋の神隠し」「風の谷のナウシカ」「天空のラピュタ」だが
ハズレは、「紅の豚」「風立ちぬ」「もののけ姫」「ハウルの動く城」そしてこの「君たちはどう生きるか」だ。
ハッキリ言って、何が面白いのかよくわからない。ストーリーもわかりにくい。といって、もう一度見ようとも思わない。
宮崎ファンには申し訳ないけど、観客に考えさせすぎるのは面白くないのだ。
どうもマスコミは騒ぎすぎるのではないだろうか。一旦、引退表明した監督が渾身の力を振り絞って完成させた最後の大作。しかもプロモーションもしない。
どんなにすごい作品なんだろう、みたいに煽り立てすぎるのではないか(これもある意味プロモーションの一種ではあるけれど)
おそらく私自身が好きなのは、トトロやメイちゃん、ポニョのようなわかりやすくて、可愛くて不思議なキャラクターなのかもしれない。
「君たちはどう生きるか」というタイトルも、大げさすぎて何かそぐわない気がする。
黒沢明監督の時もそうだったけれど、最後の「まあだだよ」などは、「もういいよ」だったな。

# by aoyukibon | 2023-08-28 22:08 | 映画あれこれ

らんまんの花が呼ぶ

NHK「らんまん」を毎日見ている。
彼は生まれ育った土佐の地で様々な新種の草花を発見するのだけれど、今日、ふと思った。
彼がめずらしい草花を発見するのは、実は、草花たちが彼を呼んでいるのではないかと。
つまり、彼の草花への熱烈な愛が草花たちに届いて、彼らが万太郎を引き寄せているのではないだろうか。
草花たちは、彼らを人一倍愛する万太郎に自分たちを見つけてほしいのだ。
自分たちの存在を世界に知らしめるために。
私は、いつの頃からか、すべてのモノには「心=意識」があると思うようになった。
それは商品企画を始めた頃から始まった。心を込めて作った商品は必ず多くの人に愛される。愛の波長が伝わるのだ。
それが決定的になったのは、大事にしていた消しゴムを失くした時だった。
ミラノで出会った日本人デザイナー村田さんがデザインしたスクリュー型の消しゴムが使いやすくて大事に使っていたのに、ある日見当たらなくなった。結構探し回ったが見つからない。
しかしある朝、消しゴムが見つかった夢を見た。
「なんだ、こんなところにあったのか」と言ったところで目が覚めた。
そして、その日会社で仕事をしていた時に、その消しゴムが近くのフォルダに挟まっているのを発見したのだ。
大事にしていた消しゴムが私の気持ちに応えるように夢に現れ、そしてその日に姿を現したのは、決して偶然ではない。
消しゴムが、私の気持ちに応えて姿を現してくれたのだと思った。
だから、私は必ず人の気持ち=バイブレーションが植物や動物を始め、全てのものに伝わると思っている。
人と人はもちろんだが、これはすべてのモノに共通する宇宙の真理であると信じている。


# by aoyukibon | 2023-08-12 19:57 | 映画あれこれ

これが、わが社の黒歴史

NHKの番組「これが、わが社の黒歴史」が、面白い!
実際の大企業の、過去の失敗プロジェクトを講談師の神田伯山が語り、当時の担当者も登場する。
この企画自体、普通に考えたら企業が隠したい事実である。新商品を企画して販売したものの全く売れず、時には億を超える損害を出している。シビアに言うと、担当者は顔を出せないはずで、降格か首になっていそうなものである。そんなシビアな話を面白くしているのはその演出だ。
まず、講談師が当時の失敗ストーリーを話し出すと、登場するのがウルトラマン怪獣、キン肉マンなどのアニメキャラ達なのだ。よくある再現ドラマを役者の代わりにアニメキャラ、それもオモチャのコマ撮りで面白おかしく再現している。その発想がニクイ。
そして、いずれの失敗も、最後には大成功に転じているものを選んでいるのだ。
タイトルは確かに「黒歴史」なのだけど、実は成功の陰に失敗あり、担当者の苦悩と努力ありのサクセスストーリーに仕上げている。
そして、当時の責任者や社長までが出演している。これを見ていると、「ヒットは一日にしてならず」という現実が垣間見える。
そうなんですよね。実際、企画して売れるまでは、担当者たちの長い苦難の道があるのです。わかります。見えないところで様ざまな人間ドラマがあるのです。
それを、コマ撮りで再現しているNHKのセンスが気に入ったな~!

# by aoyukibon | 2023-07-30 22:23 | 映画あれこれ

つれづれなるまま。ちょっと気になる風景


by aoyukibon