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YUKI-S- eYe

万引き家族

映画館は満員だった。満員なんて何十年もなかったんじゃないかな。
それくらい、この映画はカンヌグランプリの話題もありインパクトが強かった。
決して派手な展開もないし、どちらかというと暗くて陰気くさく、異臭を放つほどの汚く狭い家の中の家庭の状況だ。
なぜか、みんな仲がいい。お互いの位置関係を保ちながらそれなりに寄り添い合いながら暮らしている。
オヤジは息子に万引きを教えているし、明らかに虐待を受けている5歳の女の子を連れて帰って来る。
だんだんこの親子が普通でない事がわかって来る。でも、この家族は、家族の絆をことさら大切にしているのだ。
捨てられた絆を、拾って新たな絆を作っている。
家族って何だろう?親子って何だろう?そんな事を改めて感じさせる。
役者がひとりひとり全て素晴らしい。
安藤さくらが特に上手いが、子供達も、リリーフランキーも、樹木希林もとにかくいい。
まるで本当の親子がそこにいるかのような濃密な2時間だった。

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# by aoyukibon | 2018-06-10 23:02 | 映画あれこれ

夢をコントロール

徳川3代将軍家光と言えば、名君で知られているが、実は病弱でストレスだらけの生活だったらしい。
ま、わからない事もない。だけど、スゴいのは明晰夢を見ていたこと。つまり、夢を見ているとき「これは夢だ」と冷静に判断して、コントロールする事ができたらしいということ。
悩んでいるとき、必ず出てくるのが祖父の徳川家康で、何らかのアドバイスをしてくれる。
それを霊夢画として描かせていたのだ。
つまり家光は、目覚める前のレム睡眠で見る夢に、家康を登場させることができた。
悪夢ではなく、家康という尊敬する祖父を登場させて、良い夢に変えることができたらしいのである。
明晰夢は、科学的にある波長を眠っている人に与えると、見る事ができる研究もあるらしい。
まず「コレは夢なのだ」と判断して、良い方にストーリーを変えてコントロールすれば
実生活にも良い影響がでるのだそうだ。
コレからは、夢を見るのもテクニックがいりそうだ。

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# by aoyukibon | 2018-05-23 00:47 | LIFE

働き方改革って

毎朝7時半に特急に乗り出社、朝8時半から夜9時半まで(もっと遅い時もある)昼休みを除くと平均12時間働いている。
睡眠時間は、6時間ちょっと。首から肩、背中にかけて常にコリコリで、帰りの特急電車ではビールなしにいられない。
週に1回は6時に終わって友人と飲みに行くことを目標にしているが、それもママならない。
こんな状況が5年も続いている。月に1回は3〜4日の展示会出張がある。前日まで、終日、動画やパンフ制作に追われ、展示会では朝から夜まで立ちっぱなしでスタッフへの指示。神経も使う。
こういう働き方は、ぜったい身体に良くない。40年近くこの業界で働く身には、かなりハードだと思うのだけど。
じゃあ、すぐに辞められるかというと、コレがまた難しい。
今年こそ辞めよう、もっとラクで、カッコいい仕事をしたい。なんて思うのだけど、じゃあ何がしたいのかというと、なかなか次のステップが決まらない。
楽しみながら仕事するのが理想だけど、最近は楽しむ気力も少なくなってきた。
例えば、出勤せずに自宅で仕事をする方法もある。週3回だけの出社とか、今の時代、働き方は多様だ。
しかし、自宅にいると直接クライアントと会う機会も少なくなるし、その分、仕事の中核から外れるのではないかという不安もある。
年金に頼る生き方は考えられないし、これからの結構な時間をどうやって過ごすかが、目下のテーマ。
体力の衰えを日々感じながらも、自分らしく余裕を持って楽しく生きられる方法を早く見つけなくちゃ。


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# by aoyukibon | 2018-05-06 20:33 | 仕事

捨てられない!

本を売る事にした。いつかそのうち読むだろうと買っていた本が溜まっていた。
買った当時はベストセラーになっていたし、そのとき読んでいればきっと役にもたったと思われるのだけど、結局そのまま本棚のスペースを埋めてしまっていた。
一度もページをめくっていない事に、若干の後ろめたさを感じながらも、おそらくコレからも読まないだろうと思った。チャンスを失ってしまった本達はもはや本棚の邪魔者でしかない。しかし新品ではある。だから売る事にした。
それとマンガで読む世界の名作。コレも失敗だった。「ツアラトゥストラはかく語りき」「ユリシーズ」「失われた時を求めて」「罪と罰」「赤と黒」などなど、学生の頃に読んでおけば良かった世界の名作文学を、気軽に読もうとマンガ版を買って片っ端から読んだのだけど、ちっとも頭に残っていない。文学はやはり文章でこその深みと味わいがあるのだという事を思い知った。ので、ほとんど売った。
本はしかし、なかなか捨てられないものだ。服は着れなくなったりすると捨てやすいけど、本は勇気がいる。若い頃の自分を創ってくれた本達はある意味恩師でもある。さまざまな考え方を教えてくれたし、知識を与えてくれた。曲がりなりにも文章を書く仕事に就けているのも、若い頃に読んだ本のおかげと思うから、彼らは死ぬまで側において置く事にする。
で、売る事にした本は大きな段ボール箱一杯に詰め込んで一気に送り出した。全部でたったの1200円、また誰かが読んでくれるかもしれないと思うと少しは気が楽になる。しかし、同じく溜まってしまったレコードはどうしようか。たぶん家で聴く事はないけど、手放したくないなあ。

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# by aoyukibon | 2018-04-15 21:25 | 本、雑誌

グレーテストショーマン

「グレーテストショーマン」を観た。私はヒュー・ジャックマンが好きなので、結構楽しく観たのだけど。
いわば「サーカス」を始めた男の話なのね。サーカスと言えば、子供のとき家族でボリショイサーカスを見に行ったのが初めだった。もの凄くでかい本物の熊が球の上に乗っていたような。サーカスはしかし、子供心には楽しいというより恐ろしいものだった。空中ブランコなんて落ちたらどうするんだろうとハラハラしっ放しだし、ピエロの顔だってこわい。
極めつけは「フリークス」という映画だ。1930年代のこの映画は、いわゆる奇形の人たちがたくさんでてくる見せ物小屋の映画だ。
「グレーテストショーマン」も、もともとは奇形の人たちの見せ物劇場だった。コワい物観たさの人間の好奇心を煽って大人気を博したのだ。
しかし「フリークス」もそうだけど、出てくる人たちは、ただの見せ物ではなく、恋もし知恵も働く普通の人間だ。顔形は確かに平均的ではないが、観ているうちにだんだん親しみがわいてくる。そして、五体満足であっても悪い奴らに復讐するという映画だ。このラストがとても衝撃的でコワいが、映画としては悪くなかった。
むしろ奇形の主人公達が普通にイキイキとしていた。
以前にも書いたがヘルツォ―ク監督の「小人の響宴」なんて出演者が全て小人で、最初は異様に感じるが、だんだん見慣れて、最後には普通の人が異様な巨人に見えてしまう。映像的にもシュールすぎて忘れられない映画の1つだ。
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# by aoyukibon | 2018-03-18 21:34 | 映画あれこれ

最高級空間の裏側

某大手企業の展示会の企画から運営までをやっている。
先週の週末を挟んで3日間、東京のビッグサイトで開催された。
私の担当は、最高級のキッチン、バス、洗面美容室のステージ。
ここで、役者やMCがちょっとした小芝居をして、夫婦の一日のシーンを展開する
というものだ。最高級システムキッチンは1セット400万円以上。
これにバスや美容室を付けたら800万以上はする。
まあ、庶民には夢のような設備だが、インテリアセットが素晴らしく憧れてしまう。
しかし私は終日その裏にいる。裏はというと、まったくの別世界。
ベ二ヤ板に囲まれ段ボールが山積みされ、カンタンなパイプ椅子とテーブルが狭い空間に
並べられ、その中を縫うようにスタッフや役者/MCが行き来する。
私は、機材が並んだテーブルにへばりついて、
時計やモニターに映る最高級の舞台を眺めては、音響や照明係にキューを出すのだ。
そして、ステージが始まれば、表に出ていって、ステージ前の観客の数を数え、
客の行動や、役者のアクションが滞りなく行われるかをチェックする。
コレを3日間、朝9時半から午後5時まで休みなく繰り返すのである。
台本/役者/映像/音楽は全て私が決めて,全ての動きが私の中にある。
前日のリハ―サルから撤収まで全てをチェックして、スタッフを残し1人で飛行機に乗って帰宅する。
朝は早く夜遅く、夜中も必ずホテルで目が覚めてしばらく眠れない。
この年令にしては実に過酷な仕事である。腰がキンキン傷む。
それでも、これが私の役処だからしかたない。
いつまでやれるかなあ〜と思いながら、今夜も次のステージの台本が待っている。
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# by aoyukibon | 2018-02-25 19:34 | 仕事

百恵、カンレキ!

何十年ぶりだろうか、山口百恵をネットで見た。
最初は、何かの間違いだろうと目を疑ったけど、
よくよく見ると、そばにいるのが三浦友和に違いないので、きっと本人なんだと思う。
だけどどう見ても昔の面影がない。あごのあたりにふっくらお肉がついてるし、
眼鏡かけてるし、どう見ても普段、街の中で2〜3人は見かけるオバさんだ。
しかも、もうすぐ60歳、還暦というではないか?
信じられない。あの百恵ちゃんがおばあちゃんなんて!
私の中では、いつまでもラストコンサートのあの涙のシーンが焼き付いていて
イメージはあの時のままだから。
百恵も歳をとるんだ。つまり。私も同じだけ歳をとっている事に今さら気づいて愕然とする。
あの頃熱狂した大勢の若者達も、今は立派なジジイババアなんだなあ!そういうこと。

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# by aoyukibon | 2018-02-07 19:29

セッションの楽しさ♪

JAZZが好きだ。大学生の頃からJAZZ喫茶に入り浸っては、もっぱら1950年代のJAZZを聴いてきた。
特にボーカルが好きでジューン・クリスティやダイナ・ショア、クリス・コナーの声に浸ってきた。
いつしか自分でも歌いたいと仕事の合間をみてはボーカル・レッスンを受けてきた。
かれこれ8年になるだろうか。
最近では、セッションにも参加するようになった。ピアノやギター、ドラムと、その日に初めて会って、いきなり
リハもせずに、ぶっつけ本番でプレイするのだ。実は、これが何ともスリリングで楽しい。
スコアを渡すと、それぞれがコードに会わせて好きに演奏する。
ジャズの面白さはこのいきなりセッションなのだ。
私もメロディを適当にアレンジして歌いたいように歌う。リズムやテンポを変えたりして遊ぶ。
そしてエンディングがピタ〜ッと決まった時の嬉しさったらない。初めて会う人たちなのに、
何故か昔からの仲間のような気になるのが不思議だ。
JAZZを好きで良かった。歌ってて良かった〜と心から思うのはこんな時だ。
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# by aoyukibon | 2018-01-21 00:15 | 音楽

パラノーマン

『パラノーマン』は、構想10年、制作に3年を費やした驚異的なストップモーションアニメである。
なにがスゴいかというと、CGをいっさい使わずに人形をヒトコマヒトコマ動かしてアニメを創るその根気と表現力だ。1つ1つの表情のパーツは何と150万個。少しずつ表情の違う頭を3Dプリンタで創り、入れ替えて動かしていくのだ。ちょっとずつ動かしながら90分の作品を完成させる。気の遠くなるような作業だけれど、それでもストーリーやキャラクター設定がしっかりしているからブレる事なく、とても面白い感動的な作品に仕上がっている。
死者と話ができるというノーマン少年が、300年前に魔女に呪いをかけられた街の謎をあばき、呪いを解いて街を救う。出て来る家族や友達だけでなく死者たちのキャラですら、何とも言えず味があっておかしい。
そのあまりにも精巧に作り上げられた世界そのものに驚嘆する。
このデジタル全盛の時代に、何というアナログ!!
クリエーター達の情熱と制作者魂を見せつけられる素晴らしいアニメ作品である。
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# by aoyukibon | 2018-01-06 20:59 | マンガ、アニメ

黒澤と三船

黒沢映画の続き。95歳の父親と毎週ウイークエンドは黒沢+三船の黄金時代のDVDを観ている。
子供の頃に、黒沢ファンであった両親に連れられて映画館で見た映画を半世紀経って再び家族で見ている。
「天国と地獄」「酔いどれ天使」「用心棒」「椿三十郎」いずれも三船敏郎が最も魅力的で黒沢が乗りに乗っていた頃の映画ばかりだ。
「世界のミフネ」はここから生まれた。とにかくカッコいい!
先の「隠し砦の3悪人」を筆頭に、ミフネの三十郎のカッコ良さは世界中にその名を轟かせた。こんなにカッコいい日本男性は他にはいないのではないか。高倉の健さんや渡辺の謙さんなんて、足下にも及ばない。
ミフネだけではない。志村喬や山崎勉、木村功、仲代達矢、藤原鎌足、千秋実。いずれ劣らぬ個性的な役者が、毎回強欲な悪人になったり、刑事になったり、貧しい農民になったり、侍になったり役をガラリと変えて出てきては、素晴らしい演技を披露する。まるで本当にそんな人物が存在したかのように。ミフネだって、ある時は勇猛果敢な侍大将、ある時は貧しい百姓上がりの荒くれ者、盗賊、刑事、肺病持ちのヤクザ、素浪人、会社社長、町医者とさまざまな役柄を見事に演じ分けてゆくのである。毎週、2時間あっという間に見終わって、同じ姿勢で息もつかさず見ていた自分たちに驚き満足するのだ。名作は充実した豊かな時間を味わわせてくれる。



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# by aoyukibon | 2017-12-27 23:52 | 映画あれこれ

火花と3悪人

今日は映画館で「火花」を、夜はDVDで黒澤明の『隠し砦の三悪人』を見た。
「火花」は又吉の小説を映画化したもので、今や絶好調の菅田将暉、桐谷健太のコンビというので見に行った。確かに2人の魅力がよく出ていた。
がしかし、夜に見た黒沢の三悪人には太刀打ちできない。こちらは今から60年も前の映画だ。もちろんストーリーも違う。それはよくわかる。でも
なんというか、映画としての面白さ、人物の設定、脚本、演出、テンポの良さ、エンターティンメント性が段違いにイキイキしている。グイグイ引き込まれてあっという間にラスト。しかもクライマックスの痛快さ!映画は、やっぱりラストで決まる。「火花」のラストは、花火のように豪快に弾ける事なく、くすぶったままに終わる。これが見終わった後に「良かった〜」と腹落ちしないのだ。
三悪人の方は、もう十回以上見ているのに、いつも見終わって満足感が残る。映画の真骨頂はこの「良かった〜!」感である。小説で言う「読後感」、食後の「旨かった〜!」である。黒沢の名監督たるゆえんは、映画の「面白い!」「良かった〜!」感度の高さなのだ。
三悪人に感動したジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」を創ったのも、うなづける気がする。
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# by aoyukibon | 2017-12-10 20:38 | 映画あれこれ

議会に赤ちゃん!

今日のニュースで、ある女性市議が議会に赤ちゃんを連れてきて物議をかもしているのを見た。
結局退場させられたみたいだけど、欧米では議会に赤ちゃんを連れてくるのはよくあるみたいで、
授乳までしているのはビックリした。
議会というのは職場な訳で、職場に赤ちゃんを連れてきては行けないという取り決めがあるところには連れて行くべきではないし、
いいよというのであれば連れて行ってもいいと思うけど、議会はどうなんだろう。
議員のほとんどが男性である日本の場合は、公共の取り決めを真剣に行う場に乳飲み子を連れてくるなんて非常識極まりない。
第一泣かれでもしたら議会の進行に差し障りがあるではないか。と目くじら立てるに決まっている。
それでもあえて連れて来る市議は、何か意図があったのだろう。
欧米のマネをしただけだったら、軽率だと思うけど、きっと物議を醸したかったのだろう。
子育てしながら働く女の置かれている立場をアピールする為に。
しかし、なんか上手く行かなかったような気がするな今回の場合は。ちょっと残念。

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# by aoyukibon | 2017-11-23 23:53

不思議の島へ

街並は確かに、日本の昔ながらの家々が続く路地なのに、何故か行き交う人が外国人ばかりだ。
といっても京都ではない。のどかな瀬戸内海の小島である。
ここはいったいどこの国?と一瞬不思議な錯覚に陥る。
そうここは、世界的に有名なアートアイランド・直島だ。
アメリカ人のガーデンデザイナーの友人に、来日したら一緒に行こうと誘われてやって来た。
あいにくの台風直撃で、おそらく日本人は事前にキャンセルしたのだろう。
キャンセルのきかない外国人ばかりが島に残り、小さな島は国際村になった。
カフェや食堂は外国人で溢れ、島のバスの乗客も外国人ばかり。
この島には至る所に不思議なアートが点在していて、まるで不思議の国のアリスのように
非日常の世界を彷徨う。外国人と旅行をするとやがて日本語を使わなくなり
私自身もまるで異邦人だ。夢のような旅。まだ醒めないでいる。




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# by aoyukibon | 2017-11-03 22:47 | 旅のはなし

希望→野望→失望

立憲民主党の勢いが増している。22日の投票日は久々に面白くなりそうだ。
日本の有権者のほぼ3分の1は、私のような無党派層、いわゆる浮動票である。
もちろん、有権者としての権利を放棄しているわけではなく、
入れたくても、それにふさわしい党がないだけなのだ。
そんな私のような人たちが、ようやく自民党独裁にはさせたくない反対勢力としての
筋の通った人物を見つけた。それが枝野さんなのだ。
民主党時代3.11の時の枝野さんの苦闘ぶりは誰にも忘れる事のできない記憶にある。
あの枝野さんこそ、希望の党に迎合した軟弱な民進党党首に変わる新しい希望となった。
逆に「希望の党」を立ち上げた小池百合子にとって、
実は「野望の党」であった事に人々は気づいてしまった。
マスメディアの煽りもあって希望の党はもはや「失望の党」に変貌した。
だいたい、この人は耳障りの良いキャッチフレーズが上手いだけで、どうにも好きになれない。
私のような、心情で動く無党派層には、筋の通った信頼できるリーダーが必要なのだ。
政治も会社も同じかもしれない。
自分の出世や野望で動く人には誰もついて行く気にはなれない。

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# by aoyukibon | 2017-10-17 23:50 | 国際、社会

犬の目的

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A dog's purpose という映画を観た。(邦題:僕のワンダフルライフ)
一匹の犬が、何度も生まれ変わって、一番会いたかった昔の飼い主に再び巡り会うという話だ。
最初はゴールデンリトリバー、ここで最初の飼い主のイーサン少年に出会う。
次はシェパードとして生まれ変わり優秀な警察犬になり手柄をたてるが、捕まえた犯人に撃たれて死んでしまう。
その次は、コーギーになって黒人女性に飼われて生を全うする。
最後はセントバーナードとオーストラリアン・シェパードのミックス犬に生まれ変わり、
拾われた飼い主に虐待を受け、捨てられる。
が、放浪の末、再び最初の飼い主のところに戻って来る。
映画は最初から犬の目線でストーリーが語られ展開される。
だから、観客は犬の気持ちになって人間ドラマを見てゆくことになる。
最後ようやく出会えた元の飼い主に、何十年ぶりかで自分の存在を思い出してもらうシーンは
涙なしでは見られない。
昔、わが妹が雑種犬を拾ってきた。しかし、弱っていた子犬はすぐに死んでしまった。
やがて結婚した妹は、保健所で数日後に処分される雑種の子犬と何故か目が合い、引き取って育てた。
その犬はとても賢く、妹はそれがきっかけで警察犬訓練士になった。訓練所の名はその子犬の名前をつけた。
それから20年以上にわたり何頭も警察犬を育て、お手柄を立て、羽田や成田空港で麻薬犬として活躍している。
時々思う。あの時、命を助けられ愛された子犬が再び生まれ変わって警察犬となって恩返しをしているのではないかと。
そう、この映画と同じように。


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# by aoyukibon | 2017-10-01 20:21 | 映画あれこれ

そうだったのか!ロックンロール

いや〜、お恥ずかしながら、この歳になってようやく気づいた。ロックってSEXだったんだ。ビートルズを聴いてキャーキャー騒いだり、失神したりするのはそういう事だったんだ。レッド・ツェッペリンのロバート・プラント,ジミー・ペイジ なんて、まさにその極み、ピンクフロイドのデイブ・ギルモア、ヤバいです。クイーンのフレディの拳と腰つき。60年前のチャック・ベリーのセクシーさにも参ってしまった。考えてみればギターそのものが、男のシンボルだったんですね。つまり疑似SEXなんですね。エレクトリックってまさにエレクトの意味だったんだ。いやー、気づかなかった。気づかなかった自分に飽きれてしまう。
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# by aoyukibon | 2017-09-21 23:50 | 音楽

成功は努力か、運か

NHKテレビの「オイコノミヤ」で、面白いテーマをやっていた。成功は努力か、運かというもの。
当然本人の努力がベースにあるでしょうけど、運もあるよね。ということで、PPAPの古坂大魔王の事例を挙げていた。
彼は20年前から電子音楽を使った漫才をしていたが、イマイチぱっとしなかった。
自分で何百万もする機材を買って、自主制作で作品を出した。そんな努力の結晶がピコ太郎である。
しかし、たまたまYOUTUBEに上げた時が、学園祭の季節で、学生が面白がって口コミで広げて行った。
そしてたまたまピコ太郎をみたジャスティン・ビーバーが、お気に入りだと言ってくれた事から、一気に世界中に波及した。
つまり、後者は運である。努力に運がくっついてあの成功ストーリーがあるわけである。
ここまでは、よくある話だ。
しかし、ここである実験をした。
自分の成功や幸せが運がよかったからだと考える人は、努力で勝ち得たと考える人より
他人に対して幸せ(や富)を分かち合おうとする事が多いと言う結果がでたのだ。
努力で成功した人は、その対価も当然自分のものだと思うために、他人に対価を分配しようとおもわない。
しかし運がよかったと思う人は、所詮天からの授かり物だから、自分一人のものにしておくのは申し訳ないと思うのかもしれない。
いずれにせよ、努力をしてこその運と考える方が幸せに生きられそうだ。


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# by aoyukibon | 2017-09-11 00:54 | LIFE

人生はイベントか?

今、某大手企業の展示会企画・制作・運営の仕事をやっている。
宣伝部の担当と直接打ち合わせて、年に何回も東京、大阪、名古屋、福岡と大都市を中心に催す大規模な展示会だ。
だいたい1ブースに何千万円、半年かけて準備する新製品発表会などは7大都市で行われるので億単位である。
展示会が終わる頃には次の展示会の制作が始まっていて、もう年中ひっきりなしに企画と制作に追われている。
しかし、展示会って準備に3か月以上かけても、だいたいは2日間で終わる。
何もない会場に1〜2日で現れ、終わればあっという間に消えてしまう。
この僅かの間にどれだけのお客様の心をつかみ印象に残し、費用対効果を上げるかが勝負である。
考えてみれば、実にドラマチックで実に虚しい。一瞬のイリュージョンのような日々である。
しかし、映画だってスクリーン上の虚構の世界に涙したり、一生の思い出として残ったりするではないか!
そう、映画も展示会もイベントも、終われば消える一瞬の花火のようなものだ。
大きな視点で見れば、人生だってそうじゃないかな。
無から生まれて、いろんなドラマがあって、さまざまな出会いがあって、再び死という無へ返る。
だから時々思う。人生って、イベントなんだ。
だとしたら、思いっきり楽しまなければ。せっかく生まれてきたんだから。




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# by aoyukibon | 2017-08-28 22:50 | 仕事

マルゲ、一丁!

友人と、とあるイタリアンレストランに行った時の事。
私はピザのマルゲリータを注文した。
と、ウエイトレスが厨房に実に自然に、勢いよく、叫んだ「マルゲ、ワン」。
私たちは、一瞬顔を見合わせ、爆笑。
大阪では、マクドナルドを「マック」ではなく「マクド」と略す。
だから、このウエイトレスも臆面もなくマルゲリータを同じ発音で「マルゲ」と略したのだ。
しかし、ピザと「マルゲ」のイメージがあまりにも違いすぎて、なんとなくピザの味が落ちた気がした。
Mr.ドーナツは「ミスド」、アイスコーヒーは「冷コー」レモンスカッシュは「レスカ」
大阪では、こういうのがあたり前だ。
しかし、「マルゲ」は初めてだし、コレはないと思うな。
なんでも、略せばいいものでもないでしょう?
しかも、客の前で大声で。大阪では何でも許されるのか?
あるいは、庶民のピザくらい大阪風でいいというのか?
で「マルゲ」ピザはおいしかったのか? 
なんか可笑しくて味わっている余裕がなかったんです。


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# by aoyukibon | 2017-08-16 23:21 | グルメ

男か女か?

「リリーの全て」という映画を観た。
1930年頃の、実在した才能のある画家夫婦の物語である。
夫はあるとき妻が描く肖像画のモデルになるため女装する。
すると何かが沸き上がって来る。そうだ、この感覚。僕は、実は女なんだ。
もちろん現代では性同一性障害という事になるのだろうが、男の身体を持ちながら
女性の感覚をもつ自分に気づいてしまった。彼は妻には内緒で男と恋愛関係を持つようになる。
だが結局妻に見つかり、妻は女装した夫を描く事で売れっ子の画家になる。
夫はしかし、もう男には戻れない。世界で初めて極めて危険な性転換手術を受け
手術は成功せずに死んでしまう。
とまあ、こんな内容なのだが、実は私も、男の要素を多分にもつ気がしてならない。
小さい頃から自分が女である気がしない。女の子達の話に入って行けない。
恋愛ドラマや少女マンガより、どちらかというとプラモデルや恐竜が好きだ。
JAZZならハードバップがいい。グループが嫌いでいつも1人で行動する。
もちろん海外旅行も1人が多い。知らない街で面白い店を発見したりするのが楽しい。
リリーほど女になりたいとは思わないし、女のどこがいいのかわからない。
男性は好きだが、ついていきたい守ってほしいというより、同志という感じがいい。
もしかして、男の生まれそこないかもしれない。
しかし世の男ほど、責任もないからラクだし自由だ。結局今のままでいい。


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# by aoyukibon | 2017-08-01 23:39 | 映画あれこれ

旅欲の果て

物欲、食欲があるなら私は旅欲だ。
どこか遠くに行ってみたい。知らない街を歩きたいという気持ちが旺盛なのだ。
最初に行った国はアフリカ。ケニアのマサイ族に会いに行く旅だった。これは2回。
ドイツ/オーストリア「サウンドオブミュージック」の撮影場所にも行った。
そして、人民服時代の中国、桂林/蘇州/上海へ。
台湾/香港/シンガポール/インドネシア/ベトナムとアジアが続く。
インド洋のモーリシャスにも行った。ここは天国のような透き通った海の島。洗剤みたいに微細な白砂の浜辺。
ジャズとミュージカルの本場ニューヨークは1ヶ月滞在。好きが嵩じて毎年行くようになる。
シアトル、フロリダ、ロスアンゼルス、ワシントンにも。
やがて、フランス人の友人ができパリで居候。これも2回。
高速列車TGVでドーバー海峡を渡り、ロンドンのテムズ川岸を歩く。
仕事関係でギリシャ、アテネとエーゲ海サントリー二島へ。
イタリアは、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアへ。
しかし、テロを心配した家族の懇願で数年はお休み。もっぱら国内の温泉地へ。
が、最近また海外熱が再燃した。どうしても行きたい気持ちが募る。
有給休暇をほとんど使って、残すは北の果て。北欧のフィヨルドへ。
ノルウェーの森を登山鉄道で縫うように走り、
1万年前から少しずつ削られた氷河の断崖絶壁が壮大なスケールで続く。
突然目覚めたような氷河の驚異的な水量の瀑布に圧倒されて涙が溢れる。
氷河のてっぺんを歩き、清涼な空気を胸一杯に吸込みながら、ああ来て良かった〜とつぶやく。
私の旅欲は、果てがない。


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# by aoyukibon | 2017-07-17 00:00 | 旅のはなし

名古屋って!

仕事で何日か名古屋に滞在した。
名古屋駅前は(他も同じようなものだが)急速に変貌している。
今から30年程前は、新幹線の駅前はパチンコ店ばかりが目についた。
名古屋=パチンコのイメージしかなかった。
しかし、いつの間にやらあのパチンコ店が姿を消し40〜50階もの高層ビルが立ち並ぶようになって
超高級ブランドショップが入り、とんでもない値段で宝石や食器類が売られている。
マリオットホテルのディナーだって結構高いが家族連れで入って行く。
名古屋の人って、嫁入り道具も見栄を張って立派なものを持たせるというのを聞いていたが
コレも一種の見栄張り族のための店なのだろうか。なんて思ってしまう。
ところが、名古屋駅の反対側にいくと、今度は一転してカラオケ、居酒屋チェーン店、キャバクラ、風俗店がぎっしりと軒を並べている。それは見事なものだ。
一体この街は、なんなんだ?駅を挟んでこんなにハッキリとテイストが別れているのもめずらしい。
名古屋のアイデンティティは一体どうなっているのだ?
ちなみにエスカレーターに乗ると、立っている位置が右と左が混在している。どっちに立てばいいのか?
関西と関東のちょうど中間。高級と猥雑が、右と左が両立する街、田舎でもなく都会でもない。
なんか不思議な街、落ち着かない街、名古屋。だけど、天むすは旨かった。

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# by aoyukibon | 2017-06-28 00:59 | 風景

そして父になる

以前から気にはなっていたのだけど、アマゾンプライムの無料映画でついに見てしまった。
5歳の男の子が、産院で取り違えだった事を知る2組の家族の物語である。
DNAにこだわる福山扮する夫は、本来の自分たちの子供を今のうちに元に戻そうとする。
しかし、ここまで育ててきた妻には耐えられない。
親子とは何か?血のつながりとは何だろう?
私の友人夫妻は子供ができなかったので、2人の子供を乳児の時に養子に迎えた。
今2人は高校生になっていて、顔も育ての親にそっくりだ。
友人は彼女達に本当の両親は違うのだと告白するのだろうか?
私はしなくてもいいように思う。DNAってそんなに大事なものなのだろうか?
むしろ親子の絆は一緒に暮らして育まれるものなんじゃないだろうか?
で福山君はどうしたか?彼は、やがて息子の自分に対する思いを感じて
自分が間違っていたことに気づくのだ。そうしてやっと彼は父親になった。


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# by aoyukibon | 2017-06-11 00:37 | 映画あれこれ

ミツバチとトンネル

B1サイズの大きな画面いっぱいに巨大なミツバチが斜めに留っている。その向こうにはトンネルの入口があり線路が中に続いているようにも見えるが、中は真っ暗闇でわからない。もちろん出口など見えない –––––
これは、大学の卒業の時に私が描いた絵である。その頃、シュールレアリズムが好きで、マグリッドやキリコに傾倒していた。友人とシュールレアリズム同好会を作って、その卒業展に出した作品。
なぜこれを描いたのか、なぜハチとトンネルなのか、まったく説明できなかった。ただそのイメージが強烈に湧いてきてそのまま描いただけだ。
最近、突然その意味がわかった。あれから何十年もたってやっと。そうか、あのハチは私だったんだ。そして真っ暗なトンネルはこれから先の人生。先の見えない未来への不安。卒業なのに就職先も決まらず、やりたい事も見えず、漠然とした不安をかかえ、留まるだけの自分。羽アリでもハエでもなく、蜜をため花粉を運んで、社会のために働くミツバチ。しかし、どこにも飛んで行く当てもなくただそこに呆然と留まっている。ああ、そうか!あれは、あの時の私の心の風景だったのだ。
と今頃になって、やっと納得がいった。ちょっと遅過ぎるんじゃない?


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# by aoyukibon | 2017-05-28 09:47 | LIFE

空飛ぶ自動車の時代へ

トヨタがいよいよ「空飛ぶ自動車」の実現に向けて出資を開始したらしい。
ドローンがビジネスとして稼働しだしている現在、自動車も時間の問題だと思っていた。
考えてみれば、現在、個人の空飛ぶ移動機は、ヘリコプタ―やセスナがある。
しかしトヨタが作る「空飛ぶ自動車」は、いわゆる自動車産業の未来型と捉えていいのではないか?
子供の頃「宇宙家族」というアメリカのTVアニメがあって、喋る腕時計やセンサーで開くドアや
空中住宅、ボタン1つで料理ができるオーブンなどが出てきた。
あれから半世紀たって、いずれも現実になったが、この空飛ぶ自動車だけはまだ実現していない。
しかし、これも時間の問題だろう。あと3年以内には実現すると私自身は思っている。
空飛ぶ自動車が実現すれば、空が車だらけになって、今度は空中衝突事故なども心配になるだろうが
センサー技術で、衝突しそうになったらAIが勝手に危険を察知して回避してくれるだろう。
つまり、これからはAIの時代になって、少子化時代の強いパートナーとなってくれるはずである。
ほんとに、いよいよ、アニメで描いた未来の時代が展開されるのだなあ〜とワクワクしている。


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# by aoyukibon | 2017-05-14 19:38 | 国際、社会

シンクロニシティの不思議

不思議ついでに、もの凄いシンクロニシティの話をしておこう。
ちょうど22年前、長年勤めた広告制作会社を辞めた。イベント会社に就職が決まったので、入社するまでの間にアメリカのシアトルの友人の家に遊びに行った。彼女はアメリカ人だが、たまたまスイスから彼女の友人が遊びにきていたので、3人で飲みに行った。その時にふと私の次の就職先の話になった。と、スイス人が「その会社を知っている、Kさんという人と名刺交換した」というのである。彼女は昔、京都に住んだ事があり、今はスイスで日本語の通訳をしている。スイスで行われたイベントで通訳をしたのがその会社で、担当がKさんだったというのだ。
なんということでしょう!
その後帰国して、入社した会社の直属の上司がKさん。スイスのイベントに行ったことがあるか聞いてみると、やはり彼はスイスに行き、通訳を雇っていた。
地球って狭いよね〜というより、こんな事があるのか?
偶然にしても、できすぎてる。まるで最初から決められていたみたいに。
こういうのを縁というのかな。
こういう偶然を超えた出会いが、私はよくある。

NYの雑踏のど真ん中で、同じ大阪の友人とバッタリ出くわしたり・・・
鳥取県の山奥で出会った方が紹介してくれた人が、私の親友の親友だったり。

きっと誰しも、こんな繋がりがあるのじゃないかと思う。
シンクロニシティって、どんな意味があるのだろうか?
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# by aoyukibon | 2017-05-06 15:18 | スピリチュアル

ゾロメは幸せの兆し?

最近、ゾロメの数字をよく見る。例えば朝の11:11に気づくとか、車に乗ったら前の車のナンバーが88−88だったり2−22だったりする。どうしてこんな事に気づくのだろう。と不思議に思っていたら、あるサイトでこんな事が書いてあった。
「最近ソロ目の数字をよく見る人は、違う地球に移行する」と。それって、つまり、どういうこと?
さらに兆候は他にもあって、その1つは、いいこと望むことがよく起こるようになる。というものだ。例えば、旅行にいくと必ず晴れる。たとえ天気予報で曇りや雨になっていてもその日になると晴れる。1時間半並んでも座れない人気店に、たまたま行ったら空いてたり。なかなかとれない安くて温泉付きのホテルが、事前にキャンセルが入って泊まれたり。予約の取れない人気の豪華列車の席が1つだけ空いていたり・・・こんな事がたびたび起こる。ただのラッキーなのか、それとも違う地球に行ける兆候なのか???違う地球って何なんだ?
いずれにせよ、もしそうだとしたら、できるだけいい事しか考えない事にしようと思う。新聞やニュースは読まない見ない。トランプや北朝鮮やISの記事は無視する。とにかくこれから起こるかもしれない地球の二極分化の悪い方には行かないようにする。せっかくいい兆候が出てきているのだから。
これは信じるか信じないかの話であって、私は信じている。だってとにかく毎日が不思議なんだもの。
PS.ちなみに今日、9年ぶりに広告賞を戴きました。これも兆候の1つかな。
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# by aoyukibon | 2017-04-27 00:06 | スピリチュアル

命がけの猟

猟師のドキュメンタリーを見た。彼は70歳くらいか。ヒグマ猟を専門としている。
猟と狩りは違うという。狩りは、グループで獲物を追い込んで狩る。しかし猟は1対1で、互いに命がけで行う。ヤルかやられるか。常に命がけの真剣勝負だ。雪の日は、雪が熊の穴を覆っているのでどこにいるかわからない。いつどこから襲って来るかもしれない。しかし雪の日は熊の足跡がはっきり付いているので追いやすい。糞や爪痕をひたすら追ってゆく。しかし1シーズンに1〜2回猟ができればいい方で、全くできない年もある。
彼の場合は父親が猟師だった。ヒグマを追う父をカッコいいと思って育った。彼にとって猟は自然の事だったのだ。しかし、今や猟師を志す者はほとんどいない。年老いて、たった1人で、命がけでヒグマを追う毎日。命と命で向き合うからこそ、その命に敬意を払いムダにしないという生き方。それこそ猟師なのだという。
そんな彼にも最近ようやく弟子が現れた。うれしそうな彼。しかし弟子にはものすごく厳しい。なぜなら少しのミスが命に関わるからだ。
猟師の世界。命と命が向き合う世界。これもまた1つの生き方なんだなあ。
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# by aoyukibon | 2017-04-20 00:26 | 仕事

豆腐の味わい

小さな豆腐店の店主が新しい豆を使って、新たな豆腐を作ろうとしていた。ベテランのハズなのに失敗ばかり重ねて、ようやく新しい納得の味ができた。「生きることは好奇心を持ち続けること」彼のことばは、とっても哲学的だ。豆腐屋さんというより、学究者のようだ。インテリジェンスに溢れ、そのまま大学教授にしていいような風貌をしている。趣味は読書で、古い店の部屋には洋書が積んである。彼は原書を読む。シェイクスピアの言葉が好きだ。もともとは、早稲田大学の経済学部を出て大手の商船会社に就職が決まっていたのに、それを断って実家の豆腐屋を継いだ。彼を豆腐屋にしたのは、代々続いてきた家業を絶やしていいものかという悩みだった。彼は、家業を選び、今や「豆腐の神様」とまで言われるようになった。とにかく仕事が楽しい。豆腐屋を選んで良かった。今度生まれ変わっても豆腐屋をやりたい。という。彼にとってとにかく美味しい昔ながらの手づくりの豆腐づくりが生きる事そのものだったのだ。
好奇心が生きる原動力。まさにその通りだと思う。知りたい事やりたい事がまだまだ出て来る。障害物競走の日々。でも止められないのはなぜ?
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# by aoyukibon | 2017-04-04 23:32 | 国際、社会

棄てられたものが蘇る

棄てられた古本を集めて、廃校に図書館を作っている人をテレビで見た。
山口市阿東、典型的な高齢化した過疎のまちだ。地元の人からは「何の魅力もない、ただの田舎」と称される場所に11年前、小さな図書館「阿東文庫」がひっそりと生まれた。
とっても素敵なアイデアだと思う。本達は、知の遺産であり、廃校もまたかつては学びの場。同じく
知の集積でありながら、いまはゴミの扱いになってしまった。しかし、ある人のアイデアと働きで、なんと地域の知の集積地=図書館として蘇ったのである。古本の中には、昔の尋常小学校の教科書なんかもある。なんか行ってみたい気がする。
「知の集積」というコンセプトで死んでいたものに再び息を吹き返す、この活動を全国各地でやってほしいな。
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# by aoyukibon | 2017-03-20 20:43 | 国際、社会

つれづれなるまま。ちょっと気になる風景