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YUKI-S- eYe

まんぷくにまんぷく

朝ドラ「まんぷく」もいよいよ今月末で終了。今回は一回も逃さず観た。それぐらい面白かった。
安藤サクラの、今までにない新たなキャラクター設定に最初は驚いた。
だって「100円の恋」にしろ「万引き家族」「ままごと」にしろ、底辺のかなり屈折し拗ねた女のイメージが強かっただけに、今回の天真爛漫なほんわか温かいキャラクターが新鮮で、むしろこちらが彼女の素の性格に近いのではと思ってしまう。それと、萬平さんの、不屈の精神、あきらめない思いの強さに感動する。
発明家というのはかくあるものか。99回の失敗ではなく、99回の上手く行かなかった事実があるといったのはエジソンだそうだが。毎日なにげに食べているラーメンやカップヌードルが、実は地味で大変な試行錯誤で生み出されたものである事を、初めて思い知らされた。
何でも、世界で初めてというのは、大変な事なんだ。でも、自分の思いを信じてあきらめずに努力すれば、時間はかかっても必ず実現するものだ。
まず、思いつくという事に、なにか宿命のようなものを感じてしまう。
私も今新たなプロジェクトを始めているのだけど、どうしてもカタチにしたいという沸き上がるような思いがあって、でも夜になると急に弱気になる。不安に苛まされる。が、次の日にはまたムクムクと思いが沸き上がって来る。今これをしなければ後できっと後悔するという思いに抗えない。毎日何らかの気づきがあり、少しずつ進んでいる。未来は自分で創らねば、自分の人生だものね。
ところで、先日NHK大阪でまんぷくの収録をみてきた。大きなスタジオにさまざまなシーンのセットが幾つも作られ、その内の1つの社長室で、萬平社長と社員達が何やらやり合っているところだった(カップラーメンが窓辺に飾られていた)。カットになると今までの真剣な表情がゆるみお互いふざけたりして、和やかな雰囲気。まんぷく終了まであと少し。楽しみ。

# by aoyukibon | 2019-03-11 20:14 | 映画あれこれ

フレディの生れ変わり!?

今日はBS1で2時間に渡って「クイーン特集」があった。「ボヘミアンラプソディ」で火がついたのか、昔のクイーンファンには願ってもない、クイーンの初期の頃のドキュメンタリーとフレディ個人のインタビュー番組だ。
なんとフレディが加わって間もない頃は、客が3人しかいないときもあったし、コンサートの途中でディスコに変えたいと興行主から言われるなど散々な屈辱を味わっていたらしい。あのクイーンが、、である。しかし売れる前というのは大概そんなものかもしれない。
一方のフレディの番組は「今だから言える」的な、フレディの内面に迫ったもので、痛々しい程の繊細でシャイな彼のパーソナリティが浮かび上がってきた。
30年程前フレディに熱を上げていた頃に見なくてよかった。
ところで今、facebookで彼の再来かと思うくらいそっくりな声を持つ男が話題になっている。Marc Martelだ。
最初観たときから、よく似てるな〜とビックリしたが、どうやらSNSで話題になり、今ではアメリカ全土や他の国でもフレディのカバーでコンサートツアーに引っ張りだこのようだ。日本に来てくれないかなとメッセージを送ってみようか。とにかくスゴイの一言!!

# by aoyukibon | 2019-03-04 00:23 | 音楽

アクアマン

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大好きなパトリック・ウイルソンが出演しているということで、話題の「アクアマン」をIMAXシアターで観た。
最近は、IMAXがお気に入りで、こういうスペクタクルものやミュージカルは必ず大音響と3D映像で楽しむことにしている。
まずは、水中シーンの美しさ。昔スキューバダイビングをしていたので、海中は大好きだが、
海底都市の鮮やかさや、魚や水のきらめきが想像以上に美しい。
そして、次から次と現れては激しいアクションを繰り広げるクリーチャーの数々。
海中生物を見事に乗物や化け物に変化させるイマジネーションの豊かさ。
まるでスターウォーズを観ているようなスピード感と、コスチュームがとにかくカッコいい。
極めつけはやはり、アクアマンと対決するパトリック・ウイルソンの美しさである。
以前からミュージカルスターとして抜群の美声と美貌を持つ彼だが、
アトランティスの王子としての気品と凛々しさを兼ね備えて実に適役である。
バトルシーンもカッコ良すぎるのだ。息もつかせぬ展開にハラハラしながら
あっという間の2時間半でありました。





# by aoyukibon | 2019-02-16 22:10 | 映画あれこれ

未来のミライ

細田守監督のアニメは、代表的な作品は全て見てきた。というのも最初に見た「時をかける少女」がとても面白くて作画も美しくキャラクターが魅力的だったからだ。
しかし、その後の「サマーウォーズ」「オオカミ子供の雨と雪」「バケモノの子」は、いまイチ印象に残っていない。いずれもタイムトリップであったり、異空間、獣やバケモノとの境界を飛越えた交わりを通して、親子や兄弟の絆を描いていた。今回も、4歳の男の子を主人公に彼の妹や、父母、祖父母、曽祖父母という家族のルーツを巡る時間の行き来を描く。キャラクターも風景描写も申し分ないのに、私的には残念というか失敗ポイントがある。
主人公の4歳児の声が不自然なのだ。つまり子供の声ではない。一番大事な主人公の吹き替えが間違っているために、その違和感が物語全体に悪影響をおよぼしている。監督が気に入ったタレントらしいが、監督としてあり得ない間違いを犯してしまっている。それがなければ、気分よく見れたのに。
昔、ディズニーの「バンビ」のメイキングを見た時、バンビの友達の子ウサギの子供の吹き替えが抜群に可愛らしく、作品全体に大きな効果を上げていた。この時も、オーディションで数多くの子供の中から、この子を発見した事が作品の魅力づけの大きな要因であったとディズニーが言っていた。
たった1つの間違いが作品を殺してしまう見本だと思う。

# by aoyukibon | 2019-02-02 14:01 | マンガ、アニメ

バスキアとビートルズ

最近2つの映画を観た。ひとつは26歳の若さで急逝したNYの天才アーティスト、バスキアの10代後半のドキュメンタリー。
まだ有名になる前、1970年代後半から80年にかけて、家出してイーストビレッジで路上生活をしながら、荒廃した街のあちこちにラクガキをし、次第にその才能を開花させて行く姿を、当時の友人達が回想する。「単なるラクガキではないと誰もが気づいていた」「自分は有名になると話していた」・・・、まだ何者かもわからない1人の若者の才能や野心が見える。詩のようなメッセージを描き、拾ってきたゴミをアートにし、友人の服にペイントし、クラブで演奏し、とにかく何かを表現したいエネルギーに満ちていた、もの凄くチャーミングなバスキア。そんな彼のずば抜けた才能を見いだし世に出したのがアンディ・ウォーホールだった。そこからまるでジェット機のようなスピードで20世紀を代表するアーティストとして飛び立って行く。
バスキアの絵を初めて見たときの衝撃は今も忘れられない。なぜか心臓がバクバクして泣きたくなった。
NYのイーストビレッジで彼のサイン入りの画集を買った。それからしばらくしてドラッグであっという間にこの世から消えた。
その映画から2日後、今度は1960年のロンドンを描いた「MY GENERATION」を見た。俳優のマイケル・ケインがプロデュースし案内役をしている。
出てくるのはビートルズのポールやジョン、ローリングストーンズ、ザ・フー、ツイッギー、マリークワント。階級制度の色濃い当時のイギリス社会に、労働者階級の若者が音楽やファッションで革命を起こした時代。全てはロンドンから始まり、やがてアメリカに、世界に広がった。まだ子供だったけれど、あの頃のロックやファッションの言いようのない魅力、カッコよさにはまいった。年上のお兄ちゃん達がビートルズに狂っていた時代。やがて70年代に入り、そんな彼らもLSDやマリファナに浸り、勢いや方向性を失って行く。80年代にはすっかり色褪せてしまうのだけど。
いくつかの時代が過ぎ、天才が花火のように現れては消え、世の中も鮮やかに咲いては萎み、半世紀以上経ってしまった。
いつになく満席だった映画館の客のほとんどが白髪の老人達だった。
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# by aoyukibon | 2019-01-13 23:52 | 映画あれこれ

集団心理

このところ何故か同じ光景に出くわす。
年初の皇居参賀では何と15万人もの人々が、平成最後の天皇を一目見ようと集まった。
空から撮影した恐ろしいまでの人々の固まりに実はゾッとしてしまった。あの固まりは1人ひとりの思いが集まったものだと思うと、こんなに多くの人たちが天皇という1人の象徴を求めてやってくるのだ。
もう1つは、クイーンの「ライブ・エイド」の映像。確か6万人だったかと思うけど、スタジアムに集まった信じられない程の人々が一斉にフレディに合わせて手を叩いたり、声を合わせたりする。映画館では、スクリーンのフレディの姿に観客が同じ事をするのである。
いずれも、1人の人に対する愛情の気持ちがあり、その先に平和への思いがあり、皆と同調する事に一体感の喜びが増幅される。あの高揚感はスゴい。
しかし大晦日での渋谷の群衆、フランス政府への抗議デモの群衆・・・
群衆を見ると戦前のナチスを描いた「意志の勝利」という映画を思い出してしまう。
ある象徴に対する愛情を持った群衆はまだいい、しかし憎しみをもった群衆は怖い。
だからできるだけ群れには入らないようにしている。自分が大多数に流されるのが怖いから。

# by aoyukibon | 2019-01-06 11:54 | 国際、社会

ボヘミアンラプソディ

その4人を初めて見たのは、たぶん学生の頃だったと思う。
黒いシルエットからいきなり4人の顔が現れ、聴いた事がないようなロックオペラの素晴らしいハーモニーが流れた時はあっけにとられた。
いや、その前にきっとピンクフロイドを聞いていたはずだ。ELPもキングクリムゾンも知っていたはずだ。だけど、テレビで見たそのビデオの衝撃は異質なものだった。ビジュアルとハーモニーがとにかく美しい。
今から思えばそれがクイーンとの最初の出会いだった。でも、そのまま私の興味はJAZZの方に流れて、再び衝撃を受けたのはそれから10年後のことだ。
今度の衝撃は、あの長髪で女っぽい声でメイクをしていたフレディが、事もあろうにその対極のマッチョマンに変身し「地獄に道連れ」で拳を振り上げていた事だった。これには再びあっけにとられたと同時に、こちらもまた魅力的だった。それがきっかけで、クイーンに夢中になった。大阪城ホールのコンサートでは、子連れのママ達を含めてホール中が熱狂してどよめき、フレディがステージを端から端まで精力的に動き回るのに見とれていた。クイーンのあらゆるビデオを集めて、連日食い入るように見ていたものだ。
そのフレディも今は亡い。あれから30年近くたって再び伝説のフレディの映画がやってきた。本物でない事が不本意ではあるけど、全編彼らの懐かしい名曲に包まれた。映画館は老若男女取り混ぜて超満員。フレディは今も、確実に皆の中に生きている。
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# by aoyukibon | 2018-12-08 01:14 | 音楽

半魚人との恋 ~Shape of Water~

今までこんなに切なくも美しい映画があっただろうか。
とにかく映像美が素晴らしい。半魚人と掃除婦との恋。聞いただけではどんなグロテスクな映画と思うかもしれない。しかし、これが何とも魅力的な映画に仕上がっているのだから、監督の腕は相当のものだ。アカデミー監督賞、作品賞、美術賞、作曲賞をとったのもうなづける。この映画はまさしく大人のファンタジーである。最初は、得体の知れない動物のような半魚人だが、だんだん男としてのカッコ良さが増して来る。唖の掃除婦のオバさんも最初はぱっとしない寂しげな女性だが、恋をするうちにだんだんきれいになって行くから不思議だ。
そしてラスト!感動で胸が一杯になる。ここで流れるYOU NEVER KNOWという曲も、昔から好きだった古い歌だけど、映画にピタ〜ッと合っていて、切なさを盛り上げてくれる。今年のマイべスト映画です。
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# by aoyukibon | 2018-12-02 23:53 | 映画あれこれ

ドローンの未来

ひょんな事から、ドローンの講習会に参加する事になった。
空撮では、もはやあたり前になってしまったドローンだけど、講習では、さまざまな活躍の可能性がある事を知った。
今一番多いのが、測量、点検。人間の目の届かない森林や山奥の橋や道路、土砂崩れの後の状態なども3Dで再現し崩れた土砂の量までわかる。
GPS機能で位置を測定し、センサーで自動的に障壁を回避する。バッテリーが切れそうになると自分で帰って来る。
とにかく人間よりも賢いのである。そんなドローンが、これからますます活躍しそうなのが、災害救助と輸送だ。
例えば水難で溺れそうな人がいると、ピンポイントで確実に救命具を届ける。災害で道路が遮断された場所にも救援物資を届けられる。
操縦は意外とカンタン。装着したスマホのアプリ画面を見ながら、リモコンで上下左右にコントローラーを動かすだけ。
ゲームに慣れた子供ならカンタンに動かせそうだ。免許制度はないが、事前に市町村や国土交通局、警察などに申請が必要だから資格がある方が通りやすいらしい。講習会で2日ほどで資格が取れる。
数年後には人間が乗ってドローンのような空飛ぶ自動車もできる感じがする。
オリンピックの後には、時代が大きく変わる予測もある。なんかワクワクしますね〜。
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# by aoyukibon | 2018-11-25 20:39 | 国際、社会

パナソニック100周年〜これから

♪明る〜いナショナル、ラジオ〜テレビ〜何でもナショナル〜♪
子供の頃にテレビから流れてきた松下電器のCMが今も鮮明に頭に焼き付いている。
ナショナルからパナソニックに変わり、今年で操業100周年を迎えたそうだ。
東京フォーラムでその記念展示会とフォーラムにいって来た。
エントランス・ロビーには、わが家にもあった懐かしい家電製品がずらりと陳列されていて、その多さに驚き。まさしく何でもナショナルの世界だ。
だけど、一歩展示場に入ると、そこにはもはや家電製品の姿はない。
巨大なスクリーンに映し出されるのは近未来の世界。運転席のない車、自動運転のミニバス、あちこちにロボットが動く街、家電が全てビルトインされて、壁とテーブルだけのキッチン。家電や電気設備が全てネットでつながっていていわゆるIoTの世界だ。
子供の頃マンガやアニメで見た未来都市がそこにあった。50年も経てば夢の世界が実現するのだなあ。
しかしこれからは、どんどん加速度が付いて10年もかからないだろう。
私たちのくらしは一体どうなってしまうのだろう。
手足や頭の働きは皆、AIロボットがやってくれる。このままいくと人間は、本当に退化していつか絶滅してしまうかもしれない。
パナソニックには悪いけど、私はこの未来生活がちっとも素敵に見えないのだ。
ドライブや料理する楽しみがなくなるし、自分で工夫する知恵もなくなる。
もう1つ根本的に怖いのは、全てが電化されたら、大きな災害が来た時、全ての動きが止まってしまう事だ。
データがハッキングされたら?誤作動を起こしたら?全くあり得ないと誰が保証できるだろうか?
そんな空恐ろしい事にならないよう、もちろんパナソニックさんは考えてますよね。
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# by aoyukibon | 2018-11-11 14:09 | 国際、社会

自己責任って?

シリアに3年以上拘束されて、ようやく帰国したジャーナリストに、
自己責任の批判があるようだ。勝手に行ったのだから拘束されても仕方ない。
それを政府に助け出された事にナンダカンだネットで言ってるみたいだけど。
それって一種の集団イジメではないだろうか?
彼はもう十分過ぎるくらい自己責任を負っている。
無事助かったのだから喜んであげるのが普通なのに、なんで批判するのだ?
彼は、ジャーナリストの使命を持って命を張って真実を伝えるべく危険を冒した。
ネットのイジメこそ無責任ではないのか?彼のように命を張ることもなく、
自分たちは無難なところで顔すら実名すら出さず言いたい事を言ってるだけ。
それと、もしジャーナリストの彼が、著名な記者であったらどうだろうか?
同じ事をしても、大新聞の記者であればどうだったろうか?
無名のジャーナリスト、つまり社会的に弱者に対する批判はただの集団イジメでしかない。
イヤな国になったもんだ。


# by aoyukibon | 2018-10-28 13:33 | 国際、社会

団地

久々に面白い日本映画を観た。主演は藤山直美と岸部一徳。ある団地にこの夫婦が越してくるところから始まる。団地に住むうわさ好きの主婦たちのやりとりが日常過ぎて、それはそれでおもろいのだけど、斎藤工扮する男が団地にやってくることで非日常に変わってゆく。ダンナがいなくなり(本当は床下収納に隠れているところが変)その男も表情がなかったり言葉づかいが時々間違えていて変、おまけに薬を5,000人分作ってくれたら亡くなった息子に会わせてやるというから、ますます怪しい。以前夫婦は息子と一緒に漢方薬を作っていたのだが、事故で息子を亡くし、この団地に越してきたのである。2人は、あり得ない事だが死んだ息子に会えるならと、必死で5,000人分の薬を作る。そして出来上がった時、引き取りにきた男と共に彼らは時空を超えてしまうのである。監督は坂本順治、結構硬派の監督なのだけど、えっコレってSF映画だったの?なんか変だと思ってたけど、こんなSFもあるのね。役者が全て達者なので、最後まで面白く見てしまった。これが藤山直美のために監督が1週間で書いた脚本とはねえ。(ちなみに監督は高校の後輩)
# by aoyukibon | 2018-10-05 00:08 | 映画あれこれ

強烈台風の後で

台風21号で、半世紀ぶりに台風のコワさを思い出した。
子供の頃の室戸台風、あの時の風の音が恐怖で、布団をかぶって怯えていた。
ちょうどテレビで「風の又三郎」の映画をやっていて、モノクロの暗いシーンと又三郎の歌が恐ろしく台風の怖さと重なって今もトラウマになっている。
今度の台風はわが家にも被害をもたらした。
まず屋根瓦が飛び、雨といが壊れた。
雨漏りが怖いので、すぐに大工や屋根修理に電話したが、つながらない。被害が大きくて電話が殺到し、なかなか来てくれない。
せめてビニールシートでもかけてほしいのだが、それもママならない。仕方なく、96歳の父と屋根に上ってできる限りの応急処理をした。
いつまでも雨がやまない。雨の音を聞く度に家が傷んでいくのが気になって心が痛む。
しかし、ウチはまだ停電と断水がなかっただけましだ。友人の地域は3日も停電、別の友人の家は壁一面が剥がれ、ガラス窓が割れた。
電気のない生活はもはや考えられない。スマホの電池が切れるのを恐れ、冷蔵庫の食品が腐り始め、夜は真っ暗の恐怖。
備えって大事なんだと改めて実感。

# by aoyukibon | 2018-09-09 22:43 | LIFE

名作ってなんだろう?

例えば名画というものがある。時代を超えて多くの人々に愛される絵。モネとかゴッホとかフェルメールとかセザンヌとか。
あるいは映画の名画というのもある。黒澤明の「七人の侍」「ウエストサイドストーリー」「第3の男」「男と女」、
または名作と呼ばれるマンガ「火の鳥」「ポーの一族」、商品ならチキンラーメン、カルピス、グリコなどのお菓子。
時代を超えて長く人に愛されるものには、なにか法則があるのではないかとずーっと考えてきた。一体何がメガヒットを産むのか。
広告業界に40年近くいる身にはそれが一番のテーマなのだ。
昔から思っていて、最近また思うのは、それが人類=人間の本性、本質を捉えているかという事。
うん、つまり、時代を超えて愛されるものには、それが人間の原点に近いかどうかに左右される。
キーワードは深くてシンプル。時代時代の流行や現象に流されない。
人間の本質的なものを捉えているかどうかが時代を超えた名作となる。
ときどき、無性にチキンラーメンが食べたくなるのはなぜか?
昔作って大ヒットした野菜ジュースの広告だが、
実際に含まれているいくつかの野菜が花束のように束ねられ、次第に絞られて液体になり缶に入って行くという単純な
絵だったが、もの凄く売れた。いくつかの野菜をギューッと詰め込んだそのままをリアルな絵にした。
実にシンプルでリアル、それが健康を求める人々のニーズを捉えた。
コレだけの沢山の野菜が閉じ込められているコレを飲めば健康になるのではないか。
という人間の本能的な欲求に合った。商品はあれから30年も経つがまだ売れている。もちろん商品も本物だ。
長く愛される作品とはなにか。
私なりに言えば、人間の本能的な生業(なりわい)にある種の答えを出すものではないだろうか?




# by aoyukibon | 2018-08-30 00:08 | LIFE

ストップモーションアニメの魔術師 LAIKA

昨日と今日の2日で、アニメーション映画を堪能した。1つは大好きなPIXERの「インクレディブルファミリー」
もう1つはLAIKAの「ボックストロール」だ。インクレディブルの楽しさ、CGレベルの高さは言うまでもないが、そのクオリティに負けていないどころか、ある意味凌いでいると思われるのが、ストップモーションアニメのLAIKAである。ストップモーションアニメとは、アニメの原点である人形をヒトコマヒトコマ動かして行くものだ。コレには気の遠くなるような、想像を絶する時間と労力がかかる。何百人が毎日休みなく動かしても1本の映画に3年はかかる。それぐらいテマヒマのかかるものなのだが、それでもLAIKAのアニメの人物の表情の細やかさ、最後までグイグイ引き込まれるストーリーの奇想天外さ、展開スピードと圧倒的なカメラワークが、アニメ好きを魅了してやまない。最近はLAIKAにハマっていて、作品は全て見た。といっても数が少ないが。
残念なのはディズニーほどメジャーじゃない事。必ずアカデミー賞にはノミネートされるのに受賞はアニー賞ぐらい。興行収入だって12億ドルと悪くないが、どちらかといえばマニア向けだ。ディズニーのように夢とか希望とか女の子が好きそうなおとぎ話でもない。亡霊や地下に住む汚い妖精とか、どちらかというと暗くて気持ち悪い世界が多いから、、、でも私は大好き。なぜなら基本は愛と勇気の物語だから。
「KUBO」「コララインとボタンの魔女」以前書いた「パラノーマン」人形達の表情がとても豊かで、制作者の想いが伝わってくる。一度見てほしい。ビックリするよ。
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# by aoyukibon | 2018-08-16 00:11 | マンガ、アニメ

カラダに、朝の懐メロが効く!

夏の朝。夜中の冷房漬けで体がだるい。特急電車の指定席で毎朝必ず聴くのがビーチボーイズ。
そう、1960年代に一世を風靡したあのカリフォルニアサウンドだ。
なぜか彼らの澄んだハーモニーを聴くと身体にビタミンが注入されるような気がする。
10代の頃、60年代サウンドに、夢中になった。まだ子供だったのにラジオで洋楽に浸っていた。
今、applemusicで、月々980円を支払うと、こんな曲も聴けるの?というくらい
昔懐かしいメロディをダウンロードできる。
例えば、シルヴィィ・バルタンの「アイドルを捜せ」
ペチュラ・クラークの「ダウンタウン」、ママス&パパス、ウォーカー・ブラザースetc.etc
ちょうど10代から20代にかけてのあの頃に、気持ちが戻って行く。
やたらパワーがみなぎっていた学生の頃の自分に。
あの頃の音楽を聴くと妙に心がときめいて癒されるのはなぜだろう。
だから、疲れた朝は、ジャズではなく60年代のPOPSがちょうどいい。
ひと月980円の、懐かしのメロディ検索にいまハマっている、
(最近ビーチボーイズとビージーズを混在させていた事に気がついた。似てるよね。)




# by aoyukibon | 2018-08-03 00:13 | 音楽

わんわん忠臣蔵

50年以上ぶりにプライムビデオでこのアニメをみた。もう何度もみているがやっぱり面白い。
最初に見たのはたぶん小学低学年だと思う。
ロックという子犬がキラーというトラに殺された母犬の敵を討つという
まさしく忠臣蔵のようなストーリーだが、原作は手塚治虫なだけに、
作画もストーリー展開もしっかりしていて
数十年前に作られたとは思えないクオリティだ。というより、その頃のアニメは、
とくに東映アニメは沢山作られていてどれもレベルが高かったように思う。
「シンドバッドの冒険」「西遊記」「猿飛佐助」「白蛇伝」「安寿と厨子王」など子供心に面白くて
ドキドキしながら見たのを思い出す。特にこの「わんわん忠臣蔵」はテンポの良さ、
クライマックスのジェットコースターでの果たし合いのスペクタクルなど
今見ても時間を忘れてしまうほどである。
日本のアニメも決してディズニーには負けてない。と、改めて思わせる。
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# by aoyukibon | 2018-07-16 23:53 | マンガ、アニメ

竜が暴れた日

今日は、数十年に一度と言われる程の記録的な大雨だった。電車が止まっていたので出社できず
仕方なく家で仕事をしながら、一日中グーグルの雨雲レーダーを見ていた。
で、ふと思った。「この雨雲の形は何かに似ている。」そうだ、竜だ。
巨大な竜が、日本列島に覆いかぶさっているではないか。
動きそうで、まったく動かない。
竜ならば、さあっと飛び去っていきそうなものだが、少しずつうねりながらも
九州・中国・四国・近畿・北陸を中心にほとんど形を変えずに留まっているのだ。
竜は、昔から水の神と伝えられている。どちらかというと干ばつから田畑を救う神様の
イメージがあったのだが、今回は違う。恐ろしい水害の化身として日本の上で
暴れ回っているのだ。濁流が道路や家々を飲み込もうとしている。
竜巻も起こっているようだ。そろそろ、飛んで行ってくれないかな。
日本中が流されぬうちに。

# by aoyukibon | 2018-07-07 01:04 | 国際、社会

万引き家族

映画館は満員だった。満員なんて何十年もなかったんじゃないかな。
それくらい、この映画はカンヌグランプリの話題もありインパクトが強かった。
決して派手な展開もないし、どちらかというと暗くて陰気くさく、異臭を放つほどの汚く狭い家の中の家庭の状況だ。
なぜか、みんな仲がいい。お互いの位置関係を保ちながらそれなりに寄り添い合いながら暮らしている。
オヤジは息子に万引きを教えているし、明らかに虐待を受けている5歳の女の子を連れて帰って来る。
だんだんこの親子が普通でない事がわかって来る。でも、この家族は、家族の絆をことさら大切にしているのだ。
捨てられた絆を、拾って新たな絆を作っている。
家族って何だろう?親子って何だろう?そんな事を改めて感じさせる。
役者がひとりひとり全て素晴らしい。
安藤さくらが特に上手いが、子供達も、リリーフランキーも、樹木希林もとにかくいい。
まるで本当の親子がそこにいるかのような濃密な2時間だった。

# by aoyukibon | 2018-06-10 23:02 | 映画あれこれ

夢をコントロール

徳川3代将軍家光と言えば、名君で知られているが、実は病弱でストレスだらけの生活だったらしい。
ま、わからない事もない。だけど、スゴいのは明晰夢を見ていたこと。つまり、夢を見ているとき「これは夢だ」と冷静に判断して、コントロールする事ができたらしいということ。
悩んでいるとき、必ず出てくるのが祖父の徳川家康で、何らかのアドバイスをしてくれる。
それを霊夢画として描かせていたのだ。
つまり家光は、目覚める前のレム睡眠で見る夢に、家康を登場させることができた。
悪夢ではなく、家康という尊敬する祖父を登場させて、良い夢に変えることができたらしいのである。
明晰夢は、科学的にある波長を眠っている人に与えると、見る事ができる研究もあるらしい。
まず「コレは夢なのだ」と判断して、良い方にストーリーを変えてコントロールすれば
実生活にも良い影響がでるのだそうだ。
コレからは、夢を見るのもテクニックがいりそうだ。

# by aoyukibon | 2018-05-23 00:47 | LIFE

働き方改革って

毎朝7時半に特急に乗り出社、朝8時半から夜9時半まで(もっと遅い時もある)昼休みを除くと平均12時間働いている。
睡眠時間は、6時間ちょっと。首から肩、背中にかけて常にコリコリで、帰りの特急電車ではビールなしにいられない。
週に1回は6時に終わって友人と飲みに行くことを目標にしているが、それもママならない。
こんな状況が5年も続いている。月に1回は3〜4日の展示会出張がある。前日まで、終日、動画やステージ、パンフ制作に追われ、展示会では朝から夜まで立ちっぱなしでスタッフへの指示。神経も使う。
こういう働き方は、ぜったい身体に良くない。40年近くこの業界で働く身には、かなりハードだと思うのだけど。
じゃあ、すぐに辞められるかというと、コレがまた難しい。
今年こそ辞めよう、もっとラクで、カッコいい仕事をしたい。なんて思うのだけど、じゃあ何がしたいのかというと、なかなか次のステップが決まらない。
楽しみながら仕事するのが理想だけど、最近は楽しむ気力も少なくなってきた。
例えば、出勤せずに自宅で仕事をする方法もある。週3回だけの出社とか、今の時代、働き方は多様だ。
しかし、自宅にいると直接クライアントと会う機会も少なくなるし、その分、仕事の中核から外れるのではないかという不安もある。
年金に頼る生き方は考えられないし、これからの結構な時間をどうやって過ごすかが、目下のテーマ。
体力の衰えを日々感じながらも、自分らしく余裕を持って楽しく生きられる方法を早く見つけなくちゃ。


# by aoyukibon | 2018-05-06 20:33 | 仕事

捨てられない!

本を売る事にした。いつかそのうち読むだろうと買っていた本が溜まっていた。
買った当時はベストセラーになっていたし、そのとき読んでいればきっと役にもたったと思われるのだけど、結局そのまま本棚のスペースを埋めてしまっていた。
一度もページをめくっていない事に、若干の後ろめたさを感じながらも、おそらくコレからも読まないだろうと思った。チャンスを失ってしまった本達はもはや本棚の邪魔者でしかない。しかし新品ではある。だから売る事にした。
それとマンガで読む世界の名作。コレも失敗だった。「ツアラトゥストラはかく語りき」「ユリシーズ」「失われた時を求めて」「罪と罰」「赤と黒」などなど、学生の頃に読んでおけば良かった世界の名作文学を、気軽に読もうとマンガ版を買って片っ端から読んだのだけど、ちっとも頭に残っていない。文学はやはり文章でこその深みと味わいがあるのだという事を思い知った。ので、ほとんど売った。
本はしかし、なかなか捨てられないものだ。服は着れなくなったりすると捨てやすいけど、本は勇気がいる。若い頃の自分を創ってくれた本達はある意味恩師でもある。さまざまな考え方を教えてくれたし、知識を与えてくれた。曲がりなりにも文章を書く仕事に就けているのも、若い頃に読んだ本のおかげと思うから、彼らは死ぬまで側において置く事にする。
で、売る事にした本は大きな段ボール箱一杯に詰め込んで一気に送り出した。全部でたったの1200円、また誰かが読んでくれるかもしれないと思うと少しは気が楽になる。しかし、同じく溜まってしまったレコードはどうしようか。たぶん家で聴く事はないけど、手放したくないなあ。

# by aoyukibon | 2018-04-15 21:25 | 本、雑誌

グレーテストショーマン

「グレーテストショーマン」を観た。私はヒュー・ジャックマンが好きなので、結構楽しく観たのだけど。
いわば「サーカス」を始めた男の話なのね。サーカスと言えば、子供のとき家族でボリショイサーカスを見に行ったのが初めだった。もの凄くでかい本物の熊が球の上に乗っていたような。サーカスはしかし、子供心には楽しいというより恐ろしいものだった。空中ブランコなんて落ちたらどうするんだろうとハラハラしっ放しだし、ピエロの顔だってこわい。
極めつけは「フリークス」という映画だ。1930年代のこの映画は、いわゆる奇形の人たちがたくさんでてくる見せ物小屋の映画だ。
「グレーテストショーマン」も、もともとは奇形の人たちの見せ物劇場だった。コワい物観たさの人間の好奇心を煽って大人気を博したのだ。
しかし「フリークス」もそうだけど、出てくる人たちは、ただの見せ物ではなく、恋もし知恵も働く普通の人間だ。顔形は確かに平均的ではないが、観ているうちにだんだん親しみがわいてくる。そして、五体満足であっても悪い奴らに復讐するという映画だ。このラストがとても衝撃的でコワいが、映画としては悪くなかった。
むしろ奇形の主人公達が普通にイキイキとしていた。
以前にも書いたがヘルツォ―ク監督の「小人の響宴」なんて出演者が全て小人で、最初は異様に感じるが、だんだん見慣れて、最後には普通の人が異様な巨人に見えてしまう。映像的にもシュールすぎて忘れられない映画の1つだ。
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# by aoyukibon | 2018-03-18 21:34 | 映画あれこれ

最高級空間の裏側

某大手企業の展示会の企画から運営までをやっている。
先週の週末を挟んで3日間、東京のビッグサイトで開催された。
私の担当は、最高級のキッチン、バス、洗面美容室のステージ。
ここで、役者やMCがちょっとした小芝居をして、夫婦の一日のシーンを展開する
というものだ。最高級システムキッチンは1セット400万円以上。
これにバスや美容室を付けたら800万以上はする。
まあ、庶民には夢のような設備だが、インテリアセットが素晴らしく憧れてしまう。
しかし私は終日その裏にいる。裏はというと、まったくの別世界。
ベ二ヤ板に囲まれ段ボールが山積みされ、カンタンなパイプ椅子とテーブルが狭い空間に
並べられ、その中を縫うようにスタッフや役者/MCが行き来する。
私は、機材が並んだテーブルにへばりついて、
時計やモニターに映る最高級の舞台を眺めては、音響や照明係にキューを出すのだ。
そして、ステージが始まれば、表に出ていって、ステージ前の観客の数を数え、
客の行動や、役者のアクションが滞りなく行われるかをチェックする。
コレを3日間、朝9時半から午後5時まで休みなく繰り返すのである。
台本/役者/映像/音楽は全て私が決めて,全ての動きが私の中にある。
前日のリハ―サルから撤収まで全てをチェックして、スタッフを残し1人で飛行機に乗って帰宅する。
朝は早く夜遅く、夜中も必ずホテルで目が覚めてしばらく眠れない。
この年令にしては実に過酷な仕事である。腰がキンキン傷む。
それでも、これが私の役処だからしかたない。
いつまでやれるかなあ〜と思いながら、今夜も次のステージの台本が待っている。
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# by aoyukibon | 2018-02-25 19:34 | 仕事

百恵、カンレキ!

何十年ぶりだろうか、山口百恵をネットで見た。
最初は、何かの間違いだろうと目を疑ったけど、
よくよく見ると、そばにいるのが三浦友和に違いないので、きっと本人なんだと思う。
だけどどう見ても昔の面影がない。あごのあたりにふっくらお肉がついてるし、
眼鏡かけてるし、どう見ても普段、街の中で2〜3人は見かけるオバさんだ。
しかも、もうすぐ60歳、還暦というではないか?
信じられない。あの百恵ちゃんがおばあちゃんなんて!
私の中では、いつまでもラストコンサートのあの涙のシーンが焼き付いていて
イメージはあの時のままだから。
百恵も歳をとるんだ。つまり。私も同じだけ歳をとっている事に今さら気づいて愕然とする。
あの頃熱狂した大勢の若者達も、今は立派なジジイババアなんだなあ!そういうこと。

# by aoyukibon | 2018-02-07 19:29

セッションの楽しさ♪

JAZZが好きだ。大学生の頃からJAZZ喫茶に入り浸っては、もっぱら1950年代のJAZZを聴いてきた。
特にボーカルが好きでジューン・クリスティやダイナ・ショア、クリス・コナーの声に浸ってきた。
いつしか自分でも歌いたいと仕事の合間をみてはボーカル・レッスンを受けてきた。
かれこれ8年になるだろうか。
最近では、セッションにも参加するようになった。ピアノやギター、ドラムと、その日に初めて会って、いきなり
リハもせずに、ぶっつけ本番でプレイするのだ。実は、これが何ともスリリングで楽しい。
スコアを渡すと、それぞれがコードに会わせて好きに演奏する。
ジャズの面白さはこのいきなりセッションなのだ。
私もメロディを適当にアレンジして歌いたいように歌う。リズムやテンポを変えたりして遊ぶ。
そしてエンディングがピタ〜ッと決まった時の嬉しさったらない。初めて会う人たちなのに、
何故か昔からの仲間のような気になるのが不思議だ。
JAZZを好きで良かった。歌ってて良かった〜と心から思うのはこんな時だ。
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# by aoyukibon | 2018-01-21 00:15 | 音楽

パラノーマン

『パラノーマン』は、構想10年、制作に3年を費やした驚異的なストップモーションアニメである。
なにがスゴいかというと、CGをいっさい使わずに人形をヒトコマヒトコマ動かしてアニメを創るその根気と表現力だ。1つ1つの表情のパーツは何と150万個。少しずつ表情の違う頭を3Dプリンタで創り、入れ替えて動かしていくのだ。ちょっとずつ動かしながら90分の作品を完成させる。気の遠くなるような作業だけれど、それでもストーリーやキャラクター設定がしっかりしているからブレる事なく、とても面白い感動的な作品に仕上がっている。
死者と話ができるというノーマン少年が、300年前に魔女に呪いをかけられた街の謎をあばき、呪いを解いて街を救う。出て来る家族や友達だけでなく死者たちのキャラですら、何とも言えず味があっておかしい。
そのあまりにも精巧に作り上げられた世界そのものに驚嘆する。
このデジタル全盛の時代に、何というアナログ!!
クリエーター達の情熱と制作者魂を見せつけられる素晴らしいアニメ作品である。
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# by aoyukibon | 2018-01-06 20:59 | マンガ、アニメ

黒澤と三船

黒沢映画の続き。95歳の父親と毎週ウイークエンドは黒沢+三船の黄金時代のDVDを観ている。
子供の頃に、黒沢ファンであった両親に連れられて映画館で見た映画を半世紀経って再び家族で見ている。
「天国と地獄」「酔いどれ天使」「用心棒」「椿三十郎」いずれも三船敏郎が最も魅力的で黒沢が乗りに乗っていた頃の映画ばかりだ。
「世界のミフネ」はここから生まれた。とにかくカッコいい!
先の「隠し砦の3悪人」を筆頭に、ミフネの三十郎のカッコ良さは世界中にその名を轟かせた。こんなにカッコいい日本男性は他にはいないのではないか。高倉の健さんや渡辺の謙さんなんて、足下にも及ばない。
ミフネだけではない。志村喬や山崎勉、木村功、仲代達矢、藤原鎌足、千秋実。いずれ劣らぬ個性的な役者が、毎回強欲な悪人になったり、刑事になったり、貧しい農民になったり、侍になったり役をガラリと変えて出てきては、素晴らしい演技を披露する。まるで本当にそんな人物が存在したかのように。ミフネだって、ある時は勇猛果敢な侍大将、ある時は貧しい百姓上がりの荒くれ者、盗賊、刑事、肺病持ちのヤクザ、素浪人、会社社長、町医者とさまざまな役柄を見事に演じ分けてゆくのである。毎週、2時間あっという間に見終わって、同じ姿勢で息もつかさず見ていた自分たちに驚き満足するのだ。名作は充実した豊かな時間を味わわせてくれる。



# by aoyukibon | 2017-12-27 23:52 | 映画あれこれ

火花と3悪人

今日は映画館で「火花」を、夜はDVDで黒澤明の『隠し砦の三悪人』を見た。
「火花」は又吉の小説を映画化したもので、今や絶好調の菅田将暉、桐谷健太のコンビというので見に行った。確かに2人の魅力がよく出ていた。
がしかし、夜に見た黒沢の三悪人には太刀打ちできない。こちらは今から60年も前の映画だ。もちろんストーリーも違う。それはよくわかる。でも
なんというか、映画としての面白さ、人物の設定、脚本、演出、テンポの良さ、エンターティンメント性が段違いにイキイキしている。グイグイ引き込まれてあっという間にラスト。しかもクライマックスの痛快さ!映画は、やっぱりラストで決まる。「火花」のラストは、花火のように豪快に弾ける事なく、くすぶったままに終わる。これが見終わった後に「良かった〜」と腹落ちしないのだ。
三悪人の方は、もう十回以上見ているのに、いつも見終わって満足感が残る。映画の真骨頂はこの「良かった〜!」感である。小説で言う「読後感」、食後の「旨かった〜!」である。黒沢の名監督たるゆえんは、映画の「面白い!」「良かった〜!」感度の高さなのだ。
三悪人に感動したジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」を創ったのも、うなづける気がする。
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# by aoyukibon | 2017-12-10 20:38 | 映画あれこれ

議会に赤ちゃん!

今日のニュースで、ある女性市議が議会に赤ちゃんを連れてきて物議をかもしているのを見た。
結局退場させられたみたいだけど、欧米では議会に赤ちゃんを連れてくるのはよくあるみたいで、
授乳までしているのはビックリした。
議会というのは職場な訳で、職場に赤ちゃんを連れてきては行けないという取り決めがあるところには連れて行くべきではないし、
いいよというのであれば連れて行ってもいいと思うけど、議会はどうなんだろう。
議員のほとんどが男性である日本の場合は、公共の取り決めを真剣に行う場に乳飲み子を連れてくるなんて非常識極まりない。
第一泣かれでもしたら議会の進行に差し障りがあるではないか。と目くじら立てるに決まっている。
それでもあえて連れて来る市議は、何か意図があったのだろう。
欧米のマネをしただけだったら、軽率だと思うけど、きっと物議を醸したかったのだろう。
子育てしながら働く女の置かれている立場をアピールする為に。
しかし、なんか上手く行かなかったような気がするな今回の場合は。ちょっと残念。

# by aoyukibon | 2017-11-23 23:53

つれづれなるまま。ちょっと気になる風景